ジャーナリズム

速報性を追いかけているはずの新聞や週刊誌よりも、調査報道が旨の月刊購読誌の方が深いところで新規性のある記事にお目にかかれることが多い。調査報道の雑誌で読んだ話題を何テンポか遅れて新聞やテレビが後追いして盛り上がっているという光景をよく見る。

これこそが読者が月刊購読誌を敢えて選ぶ所以なのだろうけど、速報性を是とするはずの新聞のジャーナリズムとやらはどこへ行ったのかという疑問も持ち上がる。常に新しい情報をといたずらに追いかけるあまりに、社会の深いところに埋もれた真に報道性、公共性のある問題を結果的にいつまでも取り上げられずにいる、というパラドックス

これからのインターネットの時代に、新聞の存在意義は本当にあるのかという問題につながる。単に薄っぺらい速報記事だけを追いかけるなら、今のような重厚な新聞社の組織は必要なくなるだろう。速報だけを追いかけるインターネットニュースと調査報道をする月刊誌、という住み分けだけで済むはずだ。新聞の意義が問われる中、ジャーナリズムの制度もそういう形に再構築されていくだろう。

Sapiens and Game

『サピエンス』を読みながらEuropa Universalis IVをやると非常に面白いことが分かった。

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

たぶんエドワード・サイードを読みながらやっても面白いだろう。

オリエンタリズム 上 (平凡社ライブラリー)

オリエンタリズム 上 (平凡社ライブラリー)

Explorer and Perfectionist

人間には二種類ある。新しい領域があったとき、そこに準備もせずとにかく分け入って、失敗を恐れず色々と試しながら知見を広げていく人間と、周到にあれこれ準備をしつつ、その領域の攻略のベストプラクティスを得るまでじっと待ち、準備が整ったところから一歩ずつ確実に版図を拡げていこうとする人間。自分は後者だが、前者の方が早く遠くまで行くことができるし、前人未到の新しいことを成し遂げられるのも前者だ。

Building AntiMicro

CentOS 7上でAntiMicroをソースからビルドした。Linuxbrewのgcc/binutils等が邪魔をしていたので、unlinkしたらなんとかビルドに成功。Steam on Linuxゲームパッドを使ってゲームのプレイが可能になった。とりあえずEU4とQuernをプレイした。